書籍・雑誌

2008.10.14

『ミクシィをやめる前に読む本』(高橋暁子著)

以前、地域SNS全国フォーラムでお世話になった高橋暁子さんから『ミクシィをやめる前に読む本』をいただきました。ありがとうございます。

本書は、mixiで起こり得るさまざまなトラブルへの対処法や「こうしておいた方がいい」というtipsがたくさん紹介されています。「炎上しない方法を教えて!」「ミクシィ中毒です」「マイミクとのやりとり、どうすればいいの?」「ビジネスの宣伝を「スパム」と間違えられてしまいました!」「私がミクシィをすると彼が嫉妬します」などなど、具体的で細かい項目が69も並んでいて、ポップな外観の割に(といったら失礼かな)、かなり丁寧に書かれているという印象を受けました。

だからこの本は、個別具体的なユーザー対応をしなくてはいけない地域SNSの運営者さんなどにはけっこう役立つんじゃないでしょうか。中に微笑んだり苦笑したりしてしまうような項目もあるけれど、いろんなユーザーがいるから、こういう質問をされることはあり得るでしょう。そういう時には特に、参考になると思います。

2008.10.08

Hungry for Mission

わたくしが理事として参加しているNPO法人「政策過程研究機構(PPI)」が、環境と社会貢献と「志」のビジネス情報誌 『オルタナ』のHungry for Missionというコーナーで紹介されました。

web版Hungry for Mission
「志」を求める若者たち(4)市民ニーズから政策を作る!
http://www.alterna.co.jp/index.html

PPIのメンバーは、文中にもあるように、「市民が投票以外に政策形成に関われるようになるための道を作りたい」という思いを共有していて、いろいろな試行錯誤をしています。そして幸いなことに、インターネットアンケートによる20代・30代の調査やマニフェストなどでは、議論が政治行政の関係者に参照されたり、メディアに掲載されたりする機会に恵まれてきました。しかし、社会を変えていきたい、という目標に向けてはまだまだやらなきゃいけないことややりたいことががたくさんあります。

ちなみに私はそのような思いで約5年、『政策空間』の副編集長を務めてきました。『政策空間』は現在休刊中で、リニューアルと再開に向けて新しい編集部が立ち上がろうとしているところです。私は新体制では編集部のコアメンバーから外れますが、執筆者や編集部OBとしてひきつづき『政策空間』を支えていくつもりです。PPIも政策空間も、ひきつづきよろしくお願いします。

2008.06.03

『都市問題研究』に論文が掲載されました

都市問題研究会が発行している『都市問題研究』の5月号(特集:都市における地域コミュニティ)に論文が掲載されました。

庄司昌彦、「地域コミュニティ活性化のためのICT活用」、『都市問題研究』第60巻第5号(通巻689号)、都市問題研究会。
http://www.city.osaka.jp/keieikikakushitsu/toshimondai/index.html

ちなみに他の原稿は次のとおり。
どれもけっこう面白そうです。

限界コミュニティと日本型「補完性原理」 (下関市立大学経済学部教授)池田 清

自治体再構築とコミュニティ再生 -市民主権型自治体を目指して-
(ローカル・ガバナンス研究所所長)木原 勝彬

地域コミュニティの活性度と安全・安心
(同志社大学社会学部教授)立木 茂雄

地域コミュニティの多様な現実
首都大学東京人文科学研究科教授)玉野 和志

景観づくりはまちづくりから
(近畿大学理工学部社会環境工学科教授)久 隆浩

歓楽街の現状とまちづくり
(有限会社エイライン代表取締役)横山 あおい

ようこそ「大道芸ワールドカップ in 静岡」へ
(静岡市経済局商工部イベント推進課主幹)清 和好

2008.05.20

「人のつながり 理論,社会,インターネット」

宣伝モードです。
このたび、GLOCOMの機関誌『智場 111号』を発行しました。
111_hyoshi

今号の特集テーマは「人のつながり 理論,社会,インターネット」です。年度末の忙しい中でしたが、今回は私の関心に近いテーマの話題が多く、原稿執筆、インタビューなどなどがんばりました。

GLOCOMの研究会などで配布したり、都内の大きな書店で売ったり、アマゾンで売ったりしています。
http://www.amazon.co.jp/%E6%99%BA%E5%A0%B4-111-%E7%A7%8B%E5%B1%B1-%E9%80%B2/dp/4904305000

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「人のつながり」の関係への関心が高まっています。国内で1,300万人以上のユーザーを抱えるmixiや1億人以上の利用者を抱える MySpace、 FacebookなどのSNS(Social Networking Service)だけでなく、GoogleがSNSと様々なサービスをつなぐ標準規格「OpenSocial」を提唱するなど、次世代のビジネスプラットフォームとしてネット上の「人のつながり」を活用しようという動きが盛んになっています。また、社会・政策の文脈でも「人のつながり」が話題に上ることが増えています。

 本特集では、理論、社会、インターネットという観点から「人のつながり」についてあらためて考えました。インターネットを介することで「人のつながり」にはどのような影響や効果が現れるのか。また社会や組織、人間関係のとらえ方について、理論的な研究ではどのような新しい知見がもたらされているのか。ビジネスや地域社会との関係も視野に入れながら、「人のつながり」のとらえ方について論じています。

智場111号


目次

■特集:人のつながり──理論,社会,インターネット

* インターネットと「人のつながり」のとらえ方 庄司昌彦

▽理論
* ネットワークの理論──「つながり」の最前線
対談増田直紀┼井庭 崇 司会:庄司昌彦
* 日本社会における「つながり」の特質と変容
インタビュー池上英子 聞き手:庄司昌彦┼井上明人

▽社会
* 企業間ネットワークから考える日本版シリコンバレー 湯川 抗
* 地域のつながりを取り戻す──地域情報化は新しいステージへ 飯盛義徳
* 第2回地域SNS全国フォーラム・レポート 庄司昌彦

▽インターネット
* [企業インタビュー]
  GREE グリー株式会社 OpenPNE 株式会社手嶋屋
* 匿名レベルの設計に向けて 折田明子
* CGMサービスにおけるユーザーたちの振る舞い 井上明人


■IECPレポート

* 繋がる世界──来るべきユビキタス・ネットワーキングの時代
(講演:ケニス・ニール・クッキエ)
*成果主義は日本企業をいかに変えたか
(講演:渕野康一)
* 変わる会社と個人──組織と個人の新しい関係
(講演:秋山 進)
* 破壊的トレンド
(講演:渡辺弘美)
* アメリカの周波数オークション
(講演:トーマス・W・ヘイズレット)
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2008.03.16

『ぼくの宝物』

とある地域SNSで、「こどもの発育・成長・教育に役立つ本、、、、とかありますか?」という話題に接して、ある本を思い出した。

検索しても探し出せないので、自費出版ものだったかもしれないのだけれども、

 小菅○○さん 『ぼくの宝物』

という本で、この本を小学生時代に何度も何度も読んだ。この本は、著者の小菅○○さん(お名前忘れました)が小学生時代6年間に書いていた日記を1冊にまとめたもので、出版社に勤めていた叔父にもらったのだったと思う。小学生の私も、本の中で生きている同年代の小菅さんに自分の姿を重ねたり比べたりしながら、自分でも日記を(高学年になると中断期間が何度もあったけれど)書き続けた。いま考えると、あの本は僕の子供時代の成長の伴走者だったといえる。

『ぼくの宝物』も、数十冊になる自分の日記も、いまは押入れの中に入っている。中学生の時も学校で「生活記録ノート」という日記のようなものの提出が義務付けられていたから、僕の小中学生時代9年間の日々は、だいたい記録が残っているということになる。

小学校低学年の時の日記にはおそらく親の助けが入っているだろうし、担任の先生がコメントを返してくれることが前提になっているから、誰にも知られたくない内面の葛藤が見える、などというような深みのあるものではない。それでも、あらためて考えるとこの蓄積は、自分にとって大きな財産だと思う。『ぼくの宝物』も、自分自身の日記も、まさに宝物だ。

2007.11.22

『智場110号』発刊

国際大学GLOCOMでは、機関誌『智場 intelplace』110号を発刊しました。

私は編集部としてインタビューや編集作業を担当しました。何ヶ月もかけて作りました(いやーー、大変だった)。ぜひ、多くの人に手にとっていただきたいです。

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 今号の特集テーマは「日本のソフトウェア産業 人材,競争力,未来」です。日本のソフトウェア産業は輸入超過で国際競争力がなく、世界的な天才プログラマーも見当たらないといわれます。しかしその一方で技術レベルは高く、またゲームの分野では世界的な人気を集めるソフトが日本から数多く開発されています。

 このような中で日本のソフトウェア産業の未来はどこにあるのかという問いに取組むため、本特集では、産業構造、人材、歴史という観点からソフトウェア産業を多面的に論じました。最新のサービス動向やゲーム業界の状況をまとめ、産業構造や産業政策のあり方を論じたほか、「天才」と呼ばれる日本人プログラマー達へのインタビューを軸に、人事制度や人材育成の課題にも切り込んでいます。

*下記URLご購入および、一部記事の閲覧が可能です。
http://www.glocom.ac.jp/j/chijo/110/index.html

特集日本のソフトウェア産業──人材,競争力,未来
o 日本のソフトウェア産業──何が問題なのか 田中辰雄
o SaaSによるソフトビジネスの変革──すりあわせ型とモジュール型の融合 前川徹
o パッケージソフトの低価格戦略──ゲームソフトウェア開発体制と国境 岡島信幸
o 座談会 日本の「天才」たちは何を考えているのか 安達真 ┼ 小野和俊 ┼ 神原啓介 ┼ 洛西一周
o 「天才」たちを生み出す「場」──慶應SFC 安村研究室 安村通晃
o 世界に認められた日本の天才──スクリプト言語Rubyの開発者 まつもとゆきひろ
o 大学の人材育成──東京大学から見た人材育成の課題と対応策 竹内郁雄
o 企業の人材育成──日本企業の人事制度で人材は育つのか?  城繁幸
o 日本のソフトウェア産業の例外?──日本のゲーム産業の競争力 井上明人
o 日本のソフトウェア産業の変遷──企業・政府・市場 砂田薫
o ソフトウェア産業の再定義を 楠正憲
IECPレポート
o イノベーション・テストとソフトウェア開発のための5つの習慣 小野和俊
o 『ネットワーク・パワー ──情報時代の国際政治』 土屋大洋
o 日中韓のネット産業と新世代の動向  高原基彰 ┼ 庄司昌彦 ┼ 井上明人 ┼ 鈴木謙介
o アラブ諸国の情報通信政策──グローバリゼーションの波がもたらしたジレンマ 山本達也
o ITと環境を考える 山本良一

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2007.03.21

本が出ました

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庄司昌彦、三浦伸也、須子 善彦、和崎宏 著、
『地域SNS--ソーシャル・ネットワーキング・サービス--最前線 Web2.0時代のまちおこし実践ガイド』、(アスキー).

何とか年度内に間に合いました(汗)。

この1年ほどウォッチし、応援し、研究してきた地域SNSの動向を4人でまとめました。自分でいうのもなんですが、いまのところ地域SNSについて詳しくまとめた本は無いと思います。しかも、値段の割に情報量が多くちょっとお得です(笑)。

それだけではなくて、いまの「地域SNS」のブームのようなものが、これまでのさまざまな取り組みや研究などとどうつながっているのかということや、実際に運営に乗り出そうという人はどういうことを「考え」ればいいのか、ということを意識的に書いたつもりです。より多くの方のお役に立てればいいなと思っております。

28日には、GLOCOMの研究会でこの本をとりあげます。もしよろしければご参加ください。

2007.03.10

すごい偶然!

帰りの電車の中でのこと。霞ヶ関から乗ってきて僕の近くに立ったおじさんが、見覚えのある表紙の本を読んでるなと思ったら、なんと僕らが書いた本(『クリエイティブ・シティ ―新コンテンツ産業の創出』)でした!!しかも電車を降りる時に、おじさんが開いてるページをちらっとみたところ、なんとなんと僕が書いた韓国のu-Cityに関する章でした。これはすごい偶然!!

2007.02.14

『クリエイティブ・シティ-新コンテンツ産業の創出-』

執筆に参加した本が、本日、出版になりました。僕はソウル・釜山の章を担当しています。もし本屋さんなどで見かけたらお手にとって見てください。先日の『Web3.0への会議』ともども、よろしくお願いしまーす。

31844635『クリエイティブ・シティ-新コンテンツ産業の創出-』

識社会を牽引するのはネットではない。人がつながる都市が作り出す、新・知識社会の姿

原田泉編著
上村圭介+木村忠正+庄司昌彦+陳潔華+土屋大洋+山内康英 著
C&C振興財団 監修
(定価)3,360円 (刊行状況)新刊
(発売日)2007.2.14 (サイズ)A5判
(ISBNコード)978-4-7571-0204-0

現在は、産業社会から知識社会への移行の始まりの時期である。その先頭を行く米国は、シリコンバレーという産業社会の最終段階の都市によって創造階層を生み出した。彼らの生み出すサービス、知識・情報・感覚を介した活動は、「創造性」が鍵となり、クリエイティブ・シティを生み出す。知識社会においては、「創造的環境(creative milieu)」をいかに創出し、「創造階層」とも呼ばれる増大する職種、ライフスタイル、嗜好性をもった人々の活動を誘発するかが課題となる。 本書は現在クリエイティブ・シティとして注目され始めた、ニュージーランドのウエリントン、米国のシリコンバレー、スウェーデンのストックホルム・ヨーテボリ、イタリアのボローニア、スペインのバルセロナ、韓国のソウル、釜山、中国の上海等を現状を探り、日本の今後とるべき国家戦略考えるものである。
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2007.02.06

『Web3.0への会議』

こんど、『Web3.0への会議』という本がゴマブックスから発売になります。まだ現物を見ていませんが、僕のインタビューも掲載されていますので、もし本屋さんなどで見かけたらお手にとって見てください。

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サティー・ポッター (著), アイボーイ (著)
価格:¥ 1,575 (税込)
単行本: 225ページ
出版社: ゴマブックス (2007/2/6)
http://www.goma-books.com/archives/2007/02/post_885.html

-著者の名前が変ですが、怪しい人達ではありません。いたって普通の人達ですが、本業の関係で今回はペンネームなんだそうです。
-っていうか、自分の本の原稿仕上げなきゃ、、、、。

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【目次】
chapter 0 プロローグ Web2.0とは?
chapter 1 ヘビーユーザー活用の極意
  mixi ヘビーユーザー KUNIO.COM
  GREE ヘビーユーザー おくゆみ
  有限会社マルシェビス 代表取締役 星野 希
  Miss mixi コミュニティ、イベント代表 片岡 元
  Miss mixi 東京 グランプリ・準グランプリ アンケート
  ケータイ恋愛小節家 和泉 ヒロト
  タレント 早川 愛
  劇団 ブサイコロジカル 初代座長、2代目座長、Webプロデューサー
  映画『もんしぇん』 監督、主演女優
  富士フイルム・Pivi開発者 青崎 耕
  大相撲力士 普天王 水
  女子大生クリエイター、ブログライター 伊藤 春香(はあちゅう)
  ミスキャンパス、カリスマブロガー 坊農 さやか
  ビデオブログの女王(タレント) 優木 まおみ
  ビデオジャーナリスト 神田 敏晶
  カリスマポッドキャスター 田島 由香子
  TV・インターネットラジオ パーソナリティー兼プロデューサー 金澤 カオル
  携帯小説家(魔法のiらんど) 凛
  小説家 内藤 みか
 
chapter 2 SNS、Web2.0サービス提供者たちの戦略
  モバゲータウン(株式会社ディー・エヌ・エー 取締役) 守安 功
  Yahoo!Days (ヤフー株式会社) 寺岡 宏彰
  Posh me! (株式会社ゼロスタートコミュニケーションズ) 伊地知 晋一 専務取締役、森川 和之 取締役
  シネマスマイル (ブルーミング・プレイス株式会社 代表取締役) 井掘 貴司
  ケータイSNS Gocco (Gocco株式会社 代表取締役) 宇井 昭如
  新ブログの女王(タレント) 中川 翔子
  SNSナビ (株式会社サイバーインテリジェンスラボ) 近藤 啓示 代表取締役社長、夘月 基文 専務取締役
  地域SNS研究会 (国際大学GLOCOM 研究員) 庄司 昌彦
  株式会社ドリコム 代表取締役 内藤 裕紀
  株式会社Beat Communication 代表取締役 村井 亮
  株式会社シリウステクノロジーズ 代表取締役社長 宮澤 弦
  おとりよせネット (アイランド株式会社 代表取締役) 粟飯原 理咲
  「世界のCMフェスティバル」主催 ジャンクリスチャン・ブーヴィエ
  ワッチミー!TV (フジテレビラボLLC合同会社 社長) 時澤 正
  「BLOG@GIRLS」 番組プロデューサー 落合 芳行
  「BLOG@GIRLS」 出演者(タレント) 辺見 えみり、夏川 純
 
chpter 3 Web2.0の行方
  ネットの近江商人 株式会社マイネット・ジャパン 代表取締役 上原 仁
  株式会社日本技芸 代表取締役社長 御手洗 大祐
  早稲田大学大学院 国際情報通信研究科 教授 坂井 滋和
  映像作家(早稲田大学大学院 国際情報通信研究科 教授) 安藤 紘平
  株式会社 グロービス・キャピタル・パートナーズ パートナー 仮屋薗 聡一
  SNSライター 高橋 暁子
  株式会社ネットエイジグループ 代表取締役社長 西川 潔
  野村総合研究所 上席研究員 山崎 秀夫
 
chapter 4 エピローグ 総括
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