« 2014年12月 | トップページ | 2015年2月 »

2015年1月

2015.01.02

日本の衰退の抱き締め方と地方創生とオープンデータ




この記事を読んだ感想です。

「まだ団塊の世代が元気に働けているうちに社会保障の改革を推し進めて、私たちは次の世代に日本社会を良い形で引き渡さなければなりません。「地方消滅」の議論までは良かったのに、生き返る可能性の乏しい地方経済に対して貴重な資金を地方創生と称して再びばら撒くことがわが国にとって本当に良い政策なのかどうかも含めて、しっかりと考えていく必要はあろうかと思います」

【寄稿】日本衰退の抱き締め方 - 山本一郎
http://lite.blogos.com/article/102456/


私は地方創生についてはまだよく理解できておらず、研究テーマということもあり基本的にはオープンデータに関して見ているだけの立場ですが、この記事で触れられているように安倍政権の成長戦略はまだまだ本質的な部分にまで踏み込めていないと感じています。

たとえばオープンデータは成長戦略の柱の一つであるIT戦略の主要テーマの一つですから、政府はデータカタログサイトをもっと前面に打ち出し、新規のデータ公開を続けていくべきだと思います。しかし広報らしいことはほとんどなく、新規データ公開も乏しく残念な状況です。

わざわざIT戦略に加筆した様々な政府データのAPI公開という話はどこへ行っちゃったんでしょうか。これは既存の情報の流れを変える話であり担当部者が粛々とやれる話ではないため強い政治的意思決定が必要であるそれができていないのではないかと思います。前の第一次安倍内閣はIT担当大臣を廃止してしまったということがあり、ITには興味がないのではないかという説もあるのですが、今回の第二次内閣でしばらくぶりに復活させてくれたし成長戦略でも重視していたはずなので期待はしています。なのでぜひ、様々な規制の緩和にまで踏み込んで欲しい。

こんな状況ですから、正直なところ現状のオープンデータ政策を前提にして「オープンデータで地方創生!」なんて短期的な期待を煽るようなことはとても言いにくいです。

それでも、来たる(いや、既に来ている)衰退の時代を地域が生き抜いていくためには、オープンデータ政策に代表されるオープンガバメント化が役立つと思います。住民がもっと参加しなければ地域の課題は解決しないし、使えるリソースを眠らせておくほど余裕のある地域はないですよねということです。しかしこれだけで決定打になるわけではありません。やらないよりはましになるのではないか、ということです。私は、次の世代に少なくともオープンガバメント化した日本を残したいと思います。