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2012年3月

2012.03.10

IT戦略本部が動き出した

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昨日、IT戦略本部のリアル会合(持ち回りでない)が約2年ぶりに開催された。有識者として伊藤穣一さん、村井純先生、野原佐和子さん等が新たに加わった。今年度のなるべく早い時期に準備組織を立ち上げようとされていたのに遅れに遅れていた「政府CIO」について検討する会議も設置された。誰だか知らないが中の人が頑張ってるようで、これまで進まなかったIT政策が進むのではないかと期待したい。

(たった10分の会議なので恐らく実際の議論はされてないと思うが)
資料を見ると村井本部員、野原本部員、矢野本部員、経済産業省がともに政府・公共データ利活用に言及しているのも注目される。公共データの活用を進めることで、(1)行政の効率化・高度化と、(2)政策評価など民主主義の向上、そして(3)新たなビジネスや社会サービスの創出が期待される。

それから、新設の「政府情報システム刷新有識者会議」は、行革本部とIT戦略本部の連携の下で政府システムの統合集約や政府CIO等を議論する。行政の業務改革のためにITを使うという話は、電子行政TFで何度も言い続けてきたことだ(議事録を見れば、行政刷新会議と連携すべき、と僕が何度も言っているはず。でも一度も行政刷新会議は呼ばれなかった)。それが実現する。ただ、電子行政TFではなく別の会議を新たに立ち上げることになったのは残念だが、改革の進展を期待したい。



上の表は、これまでのIT戦略本部の開催実績と担当大臣名・任期。IT担当大臣は約11年半で17人。自民党政権下ではだんだん重要閣僚の兼務から「たくさん兼務する大臣」の担当へと移行していくのがわかる。また、政府の予算検討のサイクルを一年間通しで担当した大臣はほとんどいないことや、IT戦略本部の会合はだんだん開催間隔が空いていくことも分かる。