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2009.04.03

「森の恵みクリエイター」の養成in長野大学

長野大学が文科省教育GP(質の高い大学教育推進プログラム)として取り組む「森の生態系サービスの活用を学ぶ環境教育~地域社会と共に学ぶ森の恵みクリエイター要請カリキュラムの展開~」を、外部評価委員としてお手伝いすることになった。

先日、その打ち合わせで上田市にある長野大学を訪問し、プログラムの意図や内容などについて話をうかがってきた。

「森の恵みクリエイター養成カリキュラム」は、AUN長野大学恵みの森を舞台とした「体験型の学び」をつうじて、日本の国土の67%を占める森林を持続的に管理しながら森の恵みを再生・活用し、森の新しい価値を作り出し、地域の発展にいかすことができる人材を育てる画期的な環境教育プログラムです。 多様なバックグラウンドを持つ学生が、地域社会とのふれあいを基盤とした体験型の野外実習を通じて、自分なりの森とのかかわり方を見つけ出し、将来それぞれの社会的役割とキャリアの中で森とのかかわり続け、森の新しい価値を作り出し、森林生態系の保全と持続可能な社会づくりを推進していくことを目指します。(カリキュラムの紹介より)

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このプログラムの背景には、以前は人が利用することで「里山」として豊かな恵みをもたらしていた森林が、手入れをされなくなり荒れてきているという地域の課題がある。そこで、各自の観点、各自の仕事と「森の恵み」を関連付けて考えることができ、森を守ったり森を活用したりすることができる人を育てようということを目指しているらしい。地域に「森の専門家」を養成して少数の人々になんとかしてもらおうというのではなく、地域で住み働く多くの人々の底上げをし、意識を高めていこうということだろう。

そのために長野大学が持つ「環境」「福祉」「情報」系の学部の授業プログラムから、「森の恵みの活用」という観点で横断的に講座を抽出し、学生は自分の目的意識や関心に合わせて組み合わせて勉強をする。ほぼすべての講座には、大学が所有している森を実際に活用した体験型実習が組み込まれている。

私はおそらく「情報」面からこのプログラムに参加し評価をさせていただくことになると思うのだけれども、このプログラムの内容をうかがって、たしかに優れた内容だと思った。先生方の熱意もすばらしい。これからがとても楽しみだ。


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写真は、長野大学へ行く途中の別所線につりさげられていた「つるし雛」。とても可愛らしかった。

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