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2006年1月

2006.01.27

地域SNSが面白い

先日この日記で宣伝した「地域SNSを考える」セミナーが、今日開催されます。100名定員という大きな会場なのですが、満員御礼となりそうです。

今日、僕は「地域SNSの事例紹介」というタイトルで20分の報告をします。そのためにここのところずっと、全国の地域SNSに利用者登録をし、運営者さんとやり取りをさせていただいたりしながらいろいろ調べました。

今日の発表が終わったらぜひどこかで公開したいと思いますが、おもしろいですよー。八代市の「ごろっとやっちろ」が老舗だし最も盛り上がっているのは間違いないのですが、ごろっとやっちろの流れを引く長岡市の「おここなごーか」千代田区の「千代田地域SNS」以外にも、たくさん面白い取組みがあります。府中市のふちゅうじん、香川のドコイコ、福岡のVARRY、沖縄のYUNTAKU、サガン鳥栖SNS、京都のこまち、兵庫のCLOVERなど、どれも個性が違っていてとても興味深いです。

2006.01.22

通信・放送の在り方に関する懇談会

通信・放送の在り方に関する懇談会の第1回会合が開催され、資料が公表された。とても興味深い懇談会なので、なるべくウォッチしていこうと思う。(そういえば竹中大臣は以前から「政策ウォッチャー」の必要性を訴えていたっけ。)

まず、この懇談会のウェブサイトはここだ。まず、懇談会の名前が「放送・通信の融合」ではなく「通信・放送の融合」になっている。グーグルで検索すると「放送と通信の融合」が101,000件、「通信と放送の融合」が71,800件だ。「放送と通信」の方が世の中では一般的だったようだけれども、この懇談会の名称は「通信と放送」ということになっている。どちらかというと「通信」に関心を持っている自分としては「通信と放送」の方が馴染み深いので、違和感はない。

で、第1回の会議は議事次第によると

(1) 開催要綱について
(2) 議事の取扱いについて
(3) 通信・放送の現状について
(4) その他

というテーマで進行したようだ。今回は今後議論するテーマや進行方針などについて確認をし、現状を確認した、というところで終わったということだろう。本格的な議論は次回から行われる。配布資料によると今後の検討内容(案)として、
(1)国民の視点から見た通信・放送の問題点
(2)いわゆる通信と放送の融合・連携の実現に向けた問題点
(3)それらの問題が生じる原因
(4)通信・放送及びいわゆる融合・連携のあるべき姿
(5)望ましい行政の対応のあり方

が挙がっている。この懇談会は「概ね半年間開催」ということだから、毎月1つずつテーマをこなしていって、6月か7月にまとめるというスケジュールになるのだろうと推測できる。

ところでIさんと議論していて気づいたのだが、この懇談会の資料1.にある「1.背景・目的」はちょっと興味深い。

国民生活にとって必要不可欠な通信と放送は本来シームレスなものであり、近年の急速な技術の進歩を反映して通信・放送サービスがより便利に、より使いやすくなることを国民は期待している。しかし現実には、技術的にも、またビジネスとしても実現可能であるにもかかわらず、制度等の制約から提供されていないサービスもあると考えられる。通信・放送について国民が様々な疑問や願望を抱いている中、それらに対して明快な回答を示すとともに、多様なサービスが国民に速やかに提供されるよう努める必要がある。このため、総務大臣の下に専門家を集め、「通信・放送の在り方に関する懇談会」を開催する。

まず気になったのは冒頭の「国民生活にとって必要不可欠な通信と放送は本来シームレスなもの」というところだ。通信事業と放送事業は従来は別々に行われてきたと見ることもできると思う。しかし、技術的に突き詰めればそう表現することもできると思うし、現状としては通信と放送は融合し始めているのであるから、まあ、この表現を使うことの是非はあまり大きなことではない。

次に資料2.では、

議事の内容については、議事要旨及び懇談会終了後に行う記者会見の概要を、総務省ホームページにて公表する。

ということが書いてある。会議自体を傍聴しに行くことはできないようだが、議事要旨は今後、総務省のホームページで公開されるらしい。これは要チェックだ。

資料3.は参考資料の一部を抜粋したものだ。この参考資料は、「通信・放送の現状」(平成18年1月20日)というもので、全39ページにわたってまとめてある。これは今後の議論の土台となるデータが満載でいい資料だ。参考までに目次を引用しておく。

1 通信・放送に係る市場規模等………………………………… 2
2 電気通信の現状……………………………………………………10
3 放送の現状…………………………………………………………19
4 法制度………………………………………………………………26
5 通信・放送融合・連携の現状……………………………………27
6 諸外国のメディア企業の状況…………………………………35

今後の参考資料の35ページ、「5-6.技術開発の動向」は興味深い。2010年、2015年までの技術展望が書いてあるのだが「ユニバーサル・コミュニケーション技術」としてスーパーコミュニケーション(言語、知識、文化の「壁」を感じさせない超越コミュニケーションをつくる)、超臨場感コミュニケーション(世界初の立体・臨場感テレビ・コミュニケーションをつくる)、高度コンテンツ創造流通(誰でもが自在にコンテンツを創り、情報の信頼を確保しつつ、使える環境をつくる)なんていうのはとても面白いと思う。

この部分は、先日発表された(けどほとんどニュースにならなかった気がする)「IT新改革戦略 」の30~31ページに、「「いつでも、どこでも、何でも、誰でも」使えるデジタル・ディバイドのないインフラの整備 -ユビキタス化の推進-」として書いてある次世代のブロードバンドインフラの話と関連させて考えると面白いと思う。

2006.01.18

入札制度の適正化を図ることで地域産業の振興も実現できる

また「IT調達改革」というマニアックなネタでなんですが、
月刊e・Gov(イー・ガバ) 2006年2月号
に寄稿しました。

特集:IT調達のあり方を考える
「入札制度の適正化を図ることで地域産業の振興も実現できる」

を執筆しています。
地方自治体IT調達協議会で注目している和歌山市の取組みも

「システム評価専門の独立部署でITコストを平均で3割削減 ― 和歌山市 ―」

という記事で紹介されていますので、IT調達改革に関心をもつ自治体の方にはぜひ読んでいただきたいなと思っています。
また、12月に中間結果が発表された総務省/LASDECの調査の分析が、

「特別企画:総務省による調査結果を分析 
全市町村のデータに見る情報システム経費の最適解」

として寄稿されています。主要システムの構築費用や運用費用などについて全市町村(!!)のデータを集めて比較するという、画期的な調査ですのでこちらも要注目だと思います。

2006.01.17

地域SNSを考える

えー、日記をつかってちょっと宣伝させていただきたいと思います。プログラムには名前が出ていませんが、わたくしも地域SNSの事例紹介(調べなくちゃ、、、)ということで報告をする予定です。

みなさまのお越しをお待ちしております。

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「地域SNSを考えるセミナー」(CANフォーラム主催、国際大学GLOCOM後援)が開催されます。SNSが爆発的に普及している中、八代市や関西ブロードバンドなど、地域を限定したSNS(地域SNS)が発表され話題になっています。本セミナーでは最新のSNSや、地域での応用事例を紹介するとともに、今後のSNSの地域展開について徹底討議します。

日時: 2006年1月27日(金) 13:30~
場所: 多摩大学ルネッサンスセンター
〒108-6027 東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟27F

詳細 http://www.can.or.jp/information/20051219-01.html

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ちなみに、ちょっと調べてみたところでは「地域SNS」には↓のようなものがあるようです。

おここなごーか(新潟県長岡市)
ふちゅうじん(東京都府中市)
千代田区地域SNS(東京都千代田区)
六本木貴族(東京都港区六本木)
シモフリ(東京都世田谷区下北沢)
こまち(京都)
Clover(兵庫県)
ドコイコ SNS(香川県)
VARRY(福岡県)
サガン鳥栖SNS(佐賀県鳥栖市)←Jリーグチーム関連ですが。
ごろっとやっちろ(熊本県八代市)
沖縄SNS YUNTAKU(沖縄)

追加:あいふれ(愛知県)

その他にも
ここまる(地図+SNS)
というのもありますね。

もちろんmixiなどの中にもたくさん地域をネタにしたコミュニティがありますし、海外でも地域SNSの事例がけっこうあるようです。