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2005.05.04

福井で鯖を食べてきた

tsuruga先週、お昼を食べているときに福井県出身のIさんと『焼き鯖寿司』はおいしいよね、という話になり、その勢いで焼き鯖寿司の本場である福井県にぶらりと一人旅してきた。敦賀に1泊しただけだったので滞在時間は短かったけれど、本場の焼き鯖を食べ、焼き鯖寿司をお土産に買い、敦賀の観光スポットである『日本海さかな街』『気比の松原』『気比神宮』『ヨーロッパ軒』を訪れて帰ってきた。

写真は三保の松原、虹ノ松原に並ぶ日本三大松原という『気比の松原』から撮った日本海だ。若狭湾から敦賀にかけてはリアス式海岸のため、海の青と山の緑が映えている(奥には敦賀原発関連らしき鉄塔がぼんやり見えたけど)。敦賀は海の景色がとても印象的だった。

敦賀は(というか若狭湾一帯は)海の幸も豊かだった。日本海側最大の魚市場という『日本海さかな街』には、カニ、エビ、かれい、鯖、昆布など海産物がたくさん並んでいて、午前中からすごくにぎわっていた。数十種類の海鮮丼が食べられる店もあって、壁一面にならんだ色とりどりの海鮮丼の写真にとても惹かれたけれど、ここではこの旅行の目的であった「焼き鯖」(800円)を生姜醤油でいただいた。鯖を丸ごと一匹、店頭で豪快に焼いたもので、脂が乗ってておいしかった。今回は注文しなかったけれど、ご飯と味噌汁も注文すれば付けられる。

パンフレットなどを見ると、敦賀・若狭一帯は、はるか昔から海産物が豊かな土地として有名で、色々な海産物を都の天皇家に献上していた御食国(みけつくに)と呼ばれていたそうだ。小浜から都へ鯖を運んだ「鯖街道」の話や、古代天皇家がこの地に鯛を食べに来たという話、「気比(けひ)」という地名も「笥飯大神(けひのおおかみ)」「食(け)霊(ひ)」からきている、なんていう話は、歴史好きとしてはとても面白かった。

自然だけではなくて、漁港や倉庫、海外との交流の歴史を感じさせる建造物や物語も楽しんだ。京都や奈良に近いこともあって、敦賀は大陸や朝鮮半島と日本の交流地点であったそうだ。702年に建立されたという気比神宮には、敦賀が昔から重要な港であったことを示す話が伝わっていて、新羅の属国であった金官国(伽揶)から『笥飯(けひ)の浦』と呼ばれていたこの地に、鹿の角を身に着けた都怒我阿羅斯等(つぬがのあらしと)という人物がやって来て崇神天皇に貢ぎ物をしたという記述が日本書紀にあるそうだ。気比神宮にある角鹿(つぬが)神社はこの人物を祀っていて、この「つぬが」が敦賀の地名の起こりになったという。

タクシーの運転手さんは「敦賀にはねぇ、何もないんだよ」なんて言っていたけれど、これだけのことを1日で楽しめて、いい旅行だったと思う。

※ヨーロッパ軒のソースカツ丼については「ランチ探検隊@はてな出張所」に書く予定です。

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