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2005.04.02

最近読んだ本

先日のエントリー『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』と平行・前後して、こんな本を読んでいました。

『現実の向こう』 [著]大澤真幸(このリンクはasahi.comの書評です)
「現実」と「理想」の時代、「現実」と「虚構」の時代を経て現在の状況を述べているあたりはとても分かりやすい。でも、憲法改正論や北朝鮮政策、オウムと社会の関係などについて具体的な提言を試みているあたりは、ひとつのロジックとして筋が通っているもののそれは単に「一筋のロジック」が立てられた、ということに過ぎずあまりにもナイーブであると感じた。つまり「確かに筋は通ってるかもしれないけど、現実はもっともっと複雑だしそんな簡単にはいかないんじゃないですか」と言えてしまいそうな議論なのがちょっと残念だ。でも、哲学の立場から憲法論や政策論に入ってきているということもあって、発想としてはとても興味深いところがある。その辺はさすが。


『ドコモとau』[著]塚本潔
ケータイの業界について議論しようとすると、自分が使っているキャリアについては詳しいけれども他社についてはよく分かっていないことがある。特に自分がボーダフォンユーザーだったりすると、主流であるドコモやauで起きていることについてはどうしても疎くなってしまう。それで、そのものずばり『ドコモとau』というタイトルに惹かれてこの本を手にとってみたわけだが、正直言って中途半端。担当者のインタビューが盛り込まれている割には表層的で、考察も浅い。きっと締め切りまでの時間が無かったんだろうな、などと楽屋裏を想像してしまった。

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