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2005年4月

2005.04.18

持ち物に名前と住所を書くのは危険?

【個人情報保護について】

今朝の朝日新聞「声」欄の投稿を読んで驚いた。

放置自転車の整理をしている人からの投稿で、「自転車には持ち主の氏名や住所、電話番号が書いてあるのは振り込め詐欺などに利用される可能性があるので危険です。身近なところから個人情報が漏れて犯罪に利用されることの無いように注意することも必要だと思います」ということが書いてあった。

僕が子供の頃には、持ち物を失くしても戻ってくるように、名前や住所や電話番号を書くことがむしろ奨励されていたものだが、最近では他人の目に触れるところに名前や住所や電話番号を書いておくことは悪用されるかもしれないから危険だというように、社会観を180度意識を転換させた人が出てきているようだ。

2005.04.12

スケールミステイクに気をつけよう

僕自身はホリエモンがテレビで語った「朝生」やNHKスペシャルをことごとく見逃しているので、あまり大したことはいえないのだが、鈴木健さんのブログのPICSY blog: ケインズ以来というエントリーを読んで、とても「もっともだ」と思った。

鈴木さんは、

ホリエモンをはじめ、経営者として成功した人たちには、「みんな努力が足りないんじゃないの?」「いまで十分機会がめぐまれている」といった言説

がみられたという。こういう言説は、確かによく聞かれる。そして特に恵まれた環境で育ったわけでもない僕は、ときどき感情的な反発を覚えてしまうこともある。鈴木さんは、ケインズがミクロに努力をしても職にありつけないマクロな経済状況があることを発見した、ということを指摘しながら、
冒頭の朝生の出演者たちは、ミクロな仕事師としての能力は高いのだろうが、経済政策はお任せできないかもしれない

と述べ、この種の間違いを「スケールミステイク」と名付けている。政策担当者や政治家、エコノミストなどの中にも、こういう間違いをおかしている人はいるのではないだろうか。

政策に限らず、人は自分の経験でものを語ってしまいがちだけれども、政策論は社会全般に関わることであるので「スケールミステイク」には気をつけないといけない。自分自身がこれまで書いてきたものがどうだったか、と考えるとちょっと心配になるけれど。

2005.04.04

「米国発『フレンドスター』、フィリピンで意外な大人気」

先日のフィリピン出張で携帯電話利用状況などについて調べてたときに聞いてきた「ネタ」が、Hotwiredに書かれてしまった。背景をいろいろ調べてコラムでも書こうと思ってたのにーー。

くやしいのでクリップ。
Wired News - 米国発『フレンドスター』、フィリピンで意外な大人気 - : Hotwired

下書きはできてるので、そのうち「智場」のコラムに載せると思います。

2005.04.03

大型二足歩行ロボット

Slashdotより。群馬県の会社が、アニメに出てくるような大型二足歩行ロボットを作ったそうだ。ランドウォーカー(動画あり)というこのロボット、スムーズな歩行をするにはまだ時間がかかりそうだけれど、この大きさで人を乗せて歩いているところがすごい。愛知万博のトヨタ館にも似たようなものがあった気がするけれど、それよりも大きい。

あと数年もすると、本当にスタスタと歩くロボットが出てきて、工事現場や災害復興の現場で働き始めるんじゃないだろうか。楽しみだ。

2005.04.02

最近読んだ本

先日のエントリー『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』と平行・前後して、こんな本を読んでいました。

『現実の向こう』 [著]大澤真幸(このリンクはasahi.comの書評です)
「現実」と「理想」の時代、「現実」と「虚構」の時代を経て現在の状況を述べているあたりはとても分かりやすい。でも、憲法改正論や北朝鮮政策、オウムと社会の関係などについて具体的な提言を試みているあたりは、ひとつのロジックとして筋が通っているもののそれは単に「一筋のロジック」が立てられた、ということに過ぎずあまりにもナイーブであると感じた。つまり「確かに筋は通ってるかもしれないけど、現実はもっともっと複雑だしそんな簡単にはいかないんじゃないですか」と言えてしまいそうな議論なのがちょっと残念だ。でも、哲学の立場から憲法論や政策論に入ってきているということもあって、発想としてはとても興味深いところがある。その辺はさすが。


『ドコモとau』[著]塚本潔
ケータイの業界について議論しようとすると、自分が使っているキャリアについては詳しいけれども他社についてはよく分かっていないことがある。特に自分がボーダフォンユーザーだったりすると、主流であるドコモやauで起きていることについてはどうしても疎くなってしまう。それで、そのものずばり『ドコモとau』というタイトルに惹かれてこの本を手にとってみたわけだが、正直言って中途半端。担当者のインタビューが盛り込まれている割には表層的で、考察も浅い。きっと締め切りまでの時間が無かったんだろうな、などと楽屋裏を想像してしまった。