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2005.01.20

これはとても嫌な事件だ

富士ゼロックスの小林陽太郎会長の自宅に、実弾が郵送されてきたそうだ。また、先日は火炎瓶が置かれていた。これは明らかに脅迫だ。

各社の報道によると小林氏は「新日中友好21世紀委員会」という委員会の座長を務めていて、首相の靖国神社参拝について「個人的にはやめていただきたい」と発言してからは右翼団体の抗議行動を受けていたそうだ。

もしこの脅迫が、靖国神社参拝批判をやめさせようという意図で行われたのだとしたら、これは非常に嫌な事件である。主張の内容に賛成であるか反対であるかに関わらず、言論を脅迫によって萎縮させようとするのは、テロだ。こういうことが積み重なっていくと自由に言論をすることができなくなり、いずれは世論もゆがんでしまい、政策もゆがんでしまう。

戸川猪佐武著『党人の群れ(1)(2)(3)』を読むと、戦前の日本がそういう状況に置かれていたことが非常に良く分かる。度重なる軍部の脅迫によって政治家が思うことを言えなくなり、一部の急進的な人々によって世論もゆがめられ、抗いがたい大きな「流れ」になって諦めや絶望感が広がっていく様子が描かれている。

あのような状況になることは絶対に嫌だ。
萎縮してはいけない。テロに屈してはいけない。

参考: http://mshouji2.cocolog-nifty.com/makolog/2004/10/amazo.html

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