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2004.12.24

エネミー・オブ・アメリカ

※このエントリーは映画「エネミー・オブ・アメリカ」を見た感想を書いています。##ネタバレ注意!##

GLOCOMでは最近、監視「社会」に関する議論がよく話題になる。(たとえば東浩紀さんとか、鈴木謙介くんとかised@glocom議事録を参照)

ただ僕は、空港関係のプロジェクトに参加していることもあって、米国政府が進めている監視「国家」的な政策の動向にも強い関心がある。最近Tさんから薦められて見た「エネミー・オブ・アメリカ」は、NSA(National Security Agency)が衛星による追跡や盗聴器などを駆使して主人公のウィル・スミスを追いかける話。詳しいストーリーはここ(ネタバレ注意)を参照。

結局、違法な監視が議員やマスコミに明らかになって、テロ防止のための「通信システムの保安とプライバシー法案」は廃案になる。この映画の結論としては、監視の脅威に対する方策は「監視の監視」であるということのようだ。主人公の妻は「監視を監視するやつを誰が監視するのよ!」と叫んでいたけど。

ところで実際のNSAの活動については、CIAなどに比べて公表されない情報が多いと言われている。しかし先日のエントリーで書いたように、情報技術を駆使して監視国家を作るためにはとんでもなく金がかかるし、そんな情報システムの運用も大変な困難がともなう。また技術的な水準もそこまではいっていないと思う。だからさすがにNSAもこの映画のようなことまではやっていないだろう。

でも、Keyhole(これはすごい)Spaceimagingなんかを見てると、技術的にはまったくの夢物語でもないんじゃないかと思ったりもする。

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「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

先日、話題になった公安のお話し(白川氏問題)につながりますが、私が伝え聞くところによると、もちろん、ここには詳しくはかけませんが、公安さんはスゴイ技術持ってるみたいですよ。(こんなこと書いただけで、きっと書き込み者を特定できるでしょう。)マスコミ関係の人が教えてくれましたが、まるで映画の世界のようなことをマジでやってるそうです。さて、部屋に盗聴器などを仕掛けないで、100メートル先にあるビルの部屋の会話を聞くには、ショージさんならどんなテクノロジーで挑みますか?

僕も某国政府の人からそういうシステムの存在を聞いたことがあります。おそらく嘘じゃないと思いますが、よく分かりません。先日のエントリーでも書きましたが、国民全員を24時間あらゆる場所で監視することはほとんど不可能だし非効率的です。現実的なのは、この映画のように特定の人物を集中的に監視することですが、民間のカメラを連携させたりしないとそれも難しいと思うなぁ。

>さて、部屋に盗聴器などを仕掛けないで、
>100メートル先にあるビルの部屋の会話
>を聞くには、ショージさんならどんなテク
>ノロジーで挑みますか?

えー、わかんないです。技術的にではなく人間にアプローチする方がいいのかもしれません。

答えは控えて、と。

奈良の事件、ハイテク操作と聞き込みの融合とか言ってるマスコミ、どうかしている。過去の性犯罪歴を辿って、もっと早期に解決したはずだ。警察の捜査能力の低さをもっとぶったたくマスコミの奴らはいないんかい。

我々の後輩が、ジャーナリストの神保哲生さんと社会学者の宮台真司さんが行ってるインターネット番組の公開録画を行いました。年明けたら、グローコムのことを紹介しがてら、ねぎらいと喝の手紙でも書こうと思います。FPSはヘタレの巣窟じゃいけねえぜ、と。

来年は我らが渥美東洋先生の最終講義もあります。コンセプトオブロー。泣いてしまうだろう。。。

ブログの扱いが良く分からないので、私の名前から、ビデオニュースの視聴のページに飛んでください。

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