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2004年10月

2004.10.31

市場化テスト

先日の「先端政策トピックスセミナー」のテーマは『市場化テスト』でした。

いろいろ書こうと思いながら数日が過ぎてしまい、しかし忘れるのはもったいないのでメモ的に書いておきます。

参考:市場化テスト: 大手町博士のゼミナール : @Money : Yomiuri On-Line (読売新聞)

これは、「官がやっている公共サービスについて官民で入札を行う」というもので、民間が落札すれば官はそのサービスを委託し一定期間は撤退するという制度になります。納税者の立場からすれば、どっちが勝ってもサービスのコストは下がり質が上がるはずなので、損はありません。この制度、イギリスでやっていたのは知っていましたが、日本でも話が進んでいたとは知りませんでした。

ところで実は、日本の制度は、他の国よりもちょっと過激、というかチャレンジングです。というのも、入札対象にするサービスは、英米などは官が決めるそうですが、日本の場合は民間の申請時にはタブーを設けておらず、あらゆる国の仕事の中から自由に選ぶことができます。もちろん、市場化に適さない事業もあるので、申請後には内閣が、市場化テストにかけていいかどうかの判断を下します。ですが、あらかじめ官が対象を指定するのか/しないのか、では大きな違いがあるでしょう。前者の場合、官が都合のいい(入札に勝つ自信のある)サービスしか対象に指定しない可能性がありますから。

もうひとつ、これはあまり知られていないようですが、この入札には「地方自治体」も参加できるそうです。つまりたとえば、○○県内で中央省庁が行っている事業について、自分たちでやったほうが効率的だ、と考える○○県庁が入札して、当該省庁に勝てば、直接その事業を行うことができるのです。

この「市場化テスト」は、さっきNHKスペシャルでやってた「構造改革特区」と同様、民間企業や地方自治体が国にさまざまな制度の見直しを促す、いい「道具」になると思います。

2004.10.29

「自前主義がもたらす愉の世界」

先日書いた「唯愉(ゆいゆ)」に生活日報さんからトラックバックいただきました。

「唯愉」を紹介している本とかあるだろうか。ぐぐっても出てこない。

僕に「唯愉」を教えてくれたGLOCOMの丸田さんにうかがったところ、丸田さんが最近出された本『地域情報化の最前線 ― 自前主義のすすめ―』の第4章「自前主義がもたらす愉の世界」をお読みいただきたい、のことでした。実は僕もまだ読んでいませんでした。これから読みます。

それから、

この、「人と協働することが手段ではなく目的となる」って感じはなんだかわかる。でもそれはともすると、協働の単位ごとで閉鎖的になりそう。構成員が重要な気がするから。
とのことですが、わたくし個人として思うには、確かにそういう面もあると思います。しかし、少なくとも地域情報化について草の根的な活動をしている人たち同士は非常に波長が合うようで、閉鎖的な印象は受けません。

私自身はそういった方々とのお付き合いが浅いので、まだまだその理由は分かりませんが、とりあえず今後も、自発的で非営利な協働活動がますます活発になっていくのは確かでしょう。そうだとすると、組織の「公開性/閉鎖性」とか、盛り上がりを続けるための「インセンティブ」とか、そういった組織の振る舞いに関することが今よりも更に大きな関心になっていくのではないかと思っています。

、、、なんかうまく書けませんでした。
まずは本を読んで考えます。

2004.10.26

Wikipedia的報道

Wikinews/Ja - From Meta; discussion about Wikimedia projectsによると、Wikipediaでは「市民ジャーナリスト」の考え方を取り込んだ報道サイトを始めるかどうか検討している。

本当に中立的なメディアが出来るのかどうかは分からないが、とても興味深い取組みだと思う。記事を自動生成するGoogleNewsの記事と、人が協力して作るWikinewsの記事比べたりすると面白いかな。

唯愉(ゆいゆ)

昨日の『ディーンの失敗と「草の根の三乗」』を書いた後に、GLOCOMの丸田さんに話をしたところ、「唯愉(ゆいゆ)」という見方もある、というアドバイスをいただいた。たとえば地域情報化に取組んでいる人たちと「草の根の二乗」をしていると、人と協働していることが喜びや愉しみになって、目的の実現は副産物のようになってしまうというそうだ。つまり人と協働することが手段ではなく目的となるというのだ。

この話を聞いていて、カントの「君自身の人格ならびに他のすべての人の人格に例外なく存するところの人間性を、いつでもまたいかなる場合にも同時に目的として使用し、決して単なる手段として使用してはならない(人を手段ではなく目的として遇せ)」という話に似ていると思った。ちょっと違うかな。

もちろん、地域情報化はきちんとした成果を生み出しているけれど、それよりも人と協働する愉しみが原動力になっている、というのは分かる気がする。カントの話はともかく、「唯愉」論は情報社会を担う智民の特徴をとらえているといえるだろう。

実は、ディーンの運動が盛り上がったのに票に結びつかなかったことの説明として、クレー・シャーキーがこの話と似たような説明をしている、と公文先生の本でも紹介されていた。

2004.10.25

ディーンの失敗と「草の根の三乗」

公文俊平『情報社会学序説―ラストモダンの時代を生きる』を入手。読み始めた。

どのページを開いてもとても興味深いので、これから少しずつ(節ごとか項ごとに)区切って、自分の考えを載せながらブログを書いていってみようと思う。

まず、本書の最初では、アメリカ大統領選挙におけるハワード=ディーン候補の運動を紹介している。ディーンは、最初は無名だったがブログを活用するなどして話題を振りまきながら有力候補に浮上し、最終的にはケリーに敗れて民主党の候補者争いから脱落した。

ディーンが敗退した理由には、イラク戦争やテロに対する政策が支持を広げられなかったであるとか、キャンペーンが失敗したとか、ケリーの方が無難であったとか、いろいろと言われているが、本書ではディーンの失敗について、「草の根の2乗」と間接民主主義の相性の悪さを指摘している。

「草の根の2乗」というのはディーンの選挙キャンペーンを取り仕切ったジョー・トリッピの言葉で、自前の目標をかかげ、その実現のために力を合わせる運動体が、目標を実現するための手段までも自前で作ることを意味している。ディーンの支援グループは、民主主義の実現を助けるインターネットについて「インターネット7原則」というビジョンをかかげ、「ウェブコミュニティキット」という自前のソフトウェアを製作し配布することで、運動を広げていった。

しかし筆者はこの運動について

ディーンという大統領を誕生させてその政権に自分たちの最終的な目標の実現を委任しようとする行動様式は、まさに「間接民主主義」の行動様式そのものである
と評し、そして
目標の実現を政府に委任するかわりに、あるいはそれと並行して、自分達で目標の直接の実現をはかるとすれば、それはまさに「草の根の三乗」(自前の目標設定×自前の手段開発×自前の目標実現)と呼ぶことがふさわしいのではないか
と述べている。

つまり筆者は、情報社会を担う人々(智民)のアクティビズム(行動主義)は「草の根の二乗」ではなく「草の根の三乗」であるべきではないか、と言っている。「二乗」と「三乗」の違いは、目標の実現について既存の間接民主制の枠内で代表者に委ねるのか、自分達で実現までしようとするのか、の違いである。

これまでのe-democracyの議論では、掲示板(BBS)の活用にしても、パブリックコメントのような「ご意見募集」にしても、既存の間接民主制と接合することを前提としていたと思う。つまり、地域の代表者に選挙で思いを託したり、政党や利益団体のような自前ではない既存の中間組織に委任する枠組みが前提となっていた。そして、BBSの議論は収束させるのが難しいとか、収束させたとしても中間組織に反映させるメカニズムがないとか、中間組織を思うとおりに動かせない、などといったことが課題になることが多かったのではないだろうか。

しかし筆者は、

(ディーンの顧問になったような)アクティビストたちは、どちらかというと自分の個人的意見に固執する傾向が強く、「代表制民主主義」にとっての大前提となっている、相互の討論・説得、あるいは妥協を通じて自分の意見を変えたり、個別的な意見の集約を通じて多数意見の形成に努めた上で多数決で物事を決めたりするといった方式には、必ずしもなじまないのではないか(中略)つまり、智民の意識や行動様式、とりわけオンラインでのそれと、既存の民主政治とは、必ずしも相性がよくないのではないか
と言っている。

確かにそうかもしれない。ネット上では、大きな議論の摺り合わせは難しく、同意を得られる仲間を探すことの方が簡単だ。(結局既存の制度を使うことになるとしても)誰かに託すのではなく、目的や手段を共有する仲間を増やしながら、実現に向けて自ら行動していくことを前提に、e-democracyの仕掛けや理論を考えることがとても重要だと思えてきた。まだ頭の中が整理できていないが、「政策の草の根の三乗」あるいは「政策の自前主義」がしばらくの間、自分の中でキーワードになりそうだ。

2004.10.22

シンポジウム「レッズの成功に学ぶ」レポート

Doblog - True Faith -で、シンポジウム「レッズの成功に学ぶ」のレポートが公開されている。

簡易版 その1 その2 その3 その4 その5 その6

すごい力作!!

サポーターとの関係、地域との関係、親会社との関係など、ざっくばらんに語り合っている。長い低迷という(^^;)共通体験にもとづいた信頼関係が、サポーターと、地域と、チームの間にできていることを感じた。


※ところで明日の鹿島戦はネネが出場停止、闘莉王が怪我で出場が微妙、とディフェンスラインが危うくなりそう。「内舘、堀之内、アルパイ」の3人というのはちょっと不安だ。日本活動蹴球倶楽部のkojyaさんは「ギド復帰」を唱えてるが、それもいいアイディアだ(笑)。現実的に考えたら、山田を最終ラインに下げて長谷部をトップ下に入れる方がいいと思う。

昭和政治史を読む

戸川猪佐武著 『党人の群れ(1)(2)(3)』を読了。

犬養毅の息子で小説家・政治家の犬養健(いぬかいたける)を主人公にして、戦前・戦中・戦後の政治史を丁寧に描いている。健は、5.15事件で暗殺された父の遺志を継いで日支和平の秘密工作に乗り出すなど奔走するが、結局うまくいかず、次第に軍部が政党政治を侵食していく時代の波の前で、無力な政治家として過ごしていく。

いままで名前しか知らなかったが、犬養健という人の一生はまさに大河ドラマだ。映画やドラマで見てみたいと思った。

この本の前に『小説吉田学校』を読んでいたので、『党人の群れ』と合わせると犬養毅から鈴木善幸までの昭和政治史をほぼひととおり眺めたことになる。

「華氏 911」見ました

昨日、大きな仕事に一区切りがついたので、今日は仕事を早めに切り上げて、(今さらながら)『華氏 911』を見に行ってきた。

見て満足しました。確かに、よくできています。
そして、ブッシュ大統領への疑問や不安を感じました。

それ以外の感想は、後ほど、、、、。

2004.10.21

p2p-Politics.org

レッシグ教授がp2p-Politicsというサイトを始めた。このサイトのポイントは、

1.政治コンテンツのアーカイブ
アメリカ大統領選挙/議会選挙に関するビデオや音楽コンテンツを誰でもアップローできる場所を(Internet Archiveが)用意し、コンテンツをクリエイティブコンテンツライセンスで提供する。

2.友人に紹介する
友人に見せたいコンテンツを選んで、「投票に行く前にこれを見て」というメールを送ることができる。

ということだろうか。サイトの仕組みは驚くほど斬新というものではないけれど、政治コンテンツでこういうことをしていることが興味深い。日本では政治に関する動画や音楽が作られることはほとんど無いと思うのだが、アメリカの今回の選挙では、この種のコンテンツが話題になることが多いと思う。

90年代後半、インターネット+政治、というと掲示板(BBS)を設置して立場が異なる人が議論を戦わせるような『討論型』が多かったと思うが、最近は、魅力的なコンテンツを作成し、それを共有したり広めたりして運動を盛り上げる『キャンペーン型』が増えているのではないだろうか、と言ってみる。

ところで、これのどこがP2Pなんだろう?
よくわからない。

2004.10.19

こんなところにもWindows

Miscellanium of Keisuke Kamimura: へー、これもWindowsなんだ。で、珍しい写真が掲載されていました。

いつも見ていたあの巨大な画面もWindowsベースで運用されていたとは、ちょっと発見です。

2004.10.15

訴訟の恐れを抱かずに音楽を聞きたい

このブログで書いていたネタを基にコラムを書きました。

訴訟の恐れを抱かずに音楽を聞きたい(国際大学GLOCOM『智場』今週のコラム)

これまで著作権についてはあまり考えてこなかったのですが、名古屋の二つのニュースが個人的にけっこうな驚きだったので、あえて書いてみました。

というのも、著作権の問題が「富のゲーム」のルールと「智のゲーム」のルールが相克する最前線にあるのではないか、という思いが強くなってきたからです。もちろん著作権は知的な生産物に関わる権利ですから、智のゲームのルールであるともいえるのですが、知的生産物で評判を高めたり楽しんだり、さらに創造性を発揮したりするにはどうもルールが最適化されていないのではないかと思うのです。

※追記:
10月17日(日)朝日新聞の朝刊、社会面に『ジャズ喫茶生きる証し』という記事が掲載されています。新潟のSWANというジャズ喫茶に対してJASRACがオーディオセットとレコードを撤去するよう求めた仮処分を採り上げ、JASRACが著作権料をどのように徴収している様子がリアルに描かれています。

また、東浩紀さんの波状言論17号の 「知的財産権とネット・コミュニティ (前編)」では、白田秀彰、真紀奈17歳、鈴木謙介、東浩紀さんがこの問題と近いテーマで対談しています。これはとても勉強になります。

2004.10.13

スマートモブズ(?)と米大統領選

Wired News - 米大統領選:保守系ブロガーから学者に集中砲火(上) - : Hotwired

ネット上での中傷合戦がスマートモブ的に加熱している、という記事。
ラインゴールドもコメントしている。

続きの記事が今日中に掲載されるらしい。
楽しみだ。

2004.10.12

政治ブログ界の『キッズ』

Wired News - 政治ブログのスーパースターは15歳の政治通少年(上) - : Hotwired
Wired News - 政治ブログのスーパースターは15歳の政治通少年(下) - : Hotwired

を読んで、公文先生が↓で紹介していた、情報技術を使いこなして台頭する異能の少年達(キッズ)を思い出した。

公文:(略)もう一つは、同じマイケル・ルイスが書いた『ネクスト』(熊谷千寿訳、アスペクト)で、この本の主人公は12~15歳ぐらいまでの子供たちです。ある子供は株式市場を操作したというのでSEC(米証券取引委員会)に、逮捕まではされなかったけれど、儲けを返すように言われた。askme.comで法律相談のナンバーワンになったのは15歳の少年です。イギリスの14歳の少年はP2Pのグヌーテラを支援するサイトを立ち上げて、その世界のリーダーとして尊敬されている。彼らは、中学生、高校生ではあるのだけれど、学校の中でのし上がるという以前に、自分の家のコンピュータを使って、数カ月のうちに、あっという間に才能を発揮してインターネットの世界で活躍するようになる。従来のギークをさらに超えたような、ある種の異能をもった子供たちが現れている。

次世代智民の展望、日本の場合(1)

日本でもこういう例はあるのではないだろうか。

島根県のIT人材育成政策

島根県が“地元発オープンソース言語”Rubyの講習会,地域のIT人材育成を目指す : IT Pro ニュース

島根県は県内在従者(まつもとゆきひろさん)が開発したオープンソースのプログラミング言語「Ruby」の講習会を開催する。「県内で不足するIT技術者の充足を図るとともに,島根県をRubyの拠点として産業人材市場での優位性を高め,県内若年者はもちろんUIターンの受け皿となるIT産業の起業,集積,発展を図る(島根県商工労働部労働政策課)」と、県庁はとても力が入っている。

島根県内では、平田市などが、自治体の文書管理、スケジュール管理などのグループウエア系システムで実稼働させているそうだ。

プログラミング言語から自前で作れる都道府県はそう滅多にないと思うが、地域で興った知的資源を人材育成や産業政策に結びつけている点で島根県の取組みはとてもいい例だと思う。地方自治体IT調達協議会の参考になるかもしれない。

2004.10.10

政策空間vol.17、発行しました

『政策空間』の最新号を発行しました。

今回もとても質の高い原稿をたくさんいただきました。
個人的に特に興味深かったのは、

勝負は政策ではなくむしろ情報操作の優劣
渡部恒雄(CSIS戦略国際問題研究所日本部上級研究員)

展望の見えない日中関係
梶田武彦(共同通信海外部記者)

日比FTA交渉で見えなくなるもの
佐藤晶(日本財団Asian Public Intellectuals Fellow 職業・雇用開発専門家)

です。フィリピンとのFTAについては、たとえば「外国人労働者で日本経済の活性化を」 伊藤隆敏 (東京大学教授)(GLOCOM Platform)のように、女性の就労支援になる、賃金は下がらない、犯罪は増えない、経済の活性化になる、というような議論はよく見かけますが、佐藤さんの原稿は少し視点が異なり、業界の抱えている問題とFTAを上手に絡めて論点を提起しています。

それから、『政策空間』をきっかけに生まれた新書『若者たちの政治革命』の筆者、坂田さんの原稿も掲載しています。

"ネットワーク型選挙"の行方は・・・
坂田顕一(参議院議員松井孝治事務所スタッフ)

こちらもおすすめです。

2004.10.09

デジオが気になります

ちょっと前のR25に載っていたらしいのだが、デジオ(digital+radio)というのが静かに広がっていることを知った。

要はラジオ番組のような音声ファイルをmp3で作ってウェブに載せて聞きあって楽しむということだ。ポータルになっているデジオの宇宙色々でいくつかダウンロードして聞いてみた。

とりとめもなくしゃべるようなコンテンツが多いようだが、音がラジオのようにまろやかで、これがちょっと心地よい。朝も夜も休日も自分の部屋でFM(Nack5かBayfmが多かった)を聞いて過ごしていた中学~高校のころを思い出した。

ブロードバンド環境や編集するソフトが以前よりもさらに手に入りやすくなってきたということが大きく影響しているだろう。ブログやSNSなど、人とのつながりを感じさせる文化がネット上で再興していることも関係あるかもしれない。

自分で作るほどではないけれど、ちょっと気になる動きだ。

モブ、選挙、監視社会、、、関連のネタをクリッピング

「監視社会」研究の世界的権威ライアン教授へのインタビュー : 低気温のエクスタシーbyはなゆー -北国tv

新著が出たのそうなのでamazonで注文しました。

「テキストメッセージの一斉同報サービス『テキストモブ』は政治活動を変えるか」

 テキストモブの開発者、ジョン・ヘンリー氏は「(民主党全国大会では)このシステムを利用した数多くの興味深い試みがあった」と振り返る。「警察が抗議活動家の1人を逮捕したが、周囲にはあまりたくさんの人がいなかった。しかし、誰かがそこで起きたことを見て(テキストモブでメッセージを送ると)、100人もの仲間がものの数分でその場に駆けつけた……(警察が適切な行動をとっているかどうかを)監視するためだ」


モブ、選挙、監視社会、、、、ここ1年半くらいのキーワードです。こういうテーマで論文書いたり研究を進めたいのですが、あまり成果が出ていません。先日でたGLOCOMの「智場100号」に書いた原稿くらいかなぁ。いかんいかん。

それからこういうテーマで研究会や読書会をしたいとずーっと思っているのですが、もしすでにやっている方がいらしたら、仲間に加えていただけないでしょうか。あるいは自主研究としてGLOCOMで立ち上げてもいいです(お金はないですが場所は使えると思います)。

無印良品の低反発枕

先週末、無印良品の低反発枕を買った。一週間使ってみたところでの評価は悪くはない。今までは(高さが)高くて硬い枕を使っていたので、もう少し硬めでもいいかなと思うのだが、そのうち慣れるだろう。

ただ、寝返りを打って横を向いたときに、顔がめり込んで息苦しくなったのには驚いた。

2004.10.08

赤星タカが浦和レッズにやってくる

藤枝東高校の赤星貴文が浦和レッズ入りすることになった。

『Jドリーム』の赤星鷹と名前がそっくり。浦和レッズが低迷していたころ、「赤星鷹がいればなぁ」と夢みたいなことを言ったものだが、それが(名前だけだが)現実のことになるとは。あまり期待をかけすぎてもいけないが、赤いユニフォームを見てプレーする姿を見るのが楽しみだ。

2004.10.07

六本木昼食事情

わたくしの本サイトの下にあります『六本木昼食事情』byランチ探検隊を更新しました。コンテンツを制作してくださった探検隊長、ありがとうございました。

レポートとか論文よりもアクセス数が圧倒的に多い、というのはとても悲しいですが、ご好評をいただいているコンテンツですので、これからもときどき更新していきます。

2004.10.02

ヒット一本が、どれだけうれしいか

イチローの記録更新の瞬間をテレビで目撃することができた。
ヒットを打った後のスタジアムの、温かくて華やかな雰囲気はすばらしかった。

ヒットの前後、いろんな友人とメッセンジャーで会話し、そんな感動を分かち合ったのだが、その中で教えてもらったイチローと糸井重里の対談がとてもよかったのでご紹介。

ほぼ日刊イトイ新聞 - ヒット一本が、どれだけうれしいか。


「いいぞiPac」

CNET Japan Blog - Lessig Blog (JP)より。

すばらしい人々のグループが知的財産関連の政策立案を助け推進するためのPAC(political action committee)を立ち上げた。サイトにはかれらが支持する候補者のリストがある。

ここ数日、急に著作権管理の話題にが気になってきていたので、「どれどれ」という思いでサイトを見てみた。彼らIPacは次の三つの原則を掲げている。

アイディアと発明の創造者はその成果の報酬を受ける権利を持っているが、政治的な表現を制限したり、技術革新を拒否したり、教育や科学研究を制限しないでください。

合衆国憲法で要求されているように、知的財産法は新しい創造性を促進する可能性によって判断されるべきです。

誰もが訴訟の恐れを抱かずに創造的活動をすることができるよう、知的財産法は明確・明白であるべきです。

IPac principles

そして、原則を支持する候補者のリストをこちらで公開している。気の利いたことに、各候補者のブログやドネーションへのリンクもある。

利益団体の側が主張を明確にして、政党の枠にこだわらずに支援してくれる政治家を募るというこのやり方は、新しいイシューを政治過程に送り込んでいくためのうまいやり方ではないかと思った。このやり方だと、利益団体の主張が明確だし、政党を超えて政治家個人と結びつくことができるので、特定の政党と運命をともにする必要も無い。

というわけで、IPacの活動内容が興味深いと同時に、そのやり方も興味深いと思った次第。日本でも著作権をイシューにしてこういうことができないだろうか。

全然違う分野だが、3月に訪問したスコットランド看護協会も、valure nurses campaignで同じようなやり方とって成功を収めていた。