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2004年1月

2004.01.29

モノのIDをどう管理するか

RFIDタグを使って物流を効率化したり、新しいサービスを開発したりしよう、ということがとても話題になっている。その関連で気になるニュースを見つけた。

RFIDタグの米EPCglobal,ルート・サーバーの運営を米VeriSignに委託』というニュースだ。

EPCglobal(旧Auto-IDセンター)は、「モノ」に与えるIDをONS(Object Naming Sevice)という、DNSと同じ方式で管理しようとしているのだが、そのルートサーバーの運営がVeriSignに委託された、という。VeriSignはそれなりに信用のできる企業だとは思うが、Site Finderの問題で物議をかもしたこともあるし、WSISなどでドメイン・ネームの管理問題が話題となっていることを考えると、ちょっと気になるニュースだ。

2004.01.27

電子タグに関するプライバシー保護ガイドライン(案)パブコメ

経済産業省(商務情報政策局情報経済課)が、「「電子タグに関するプライバシー保 護ガイドライン(案)」に対する意見の募集」というパブリックコメントを行っている。

主に、ひとつひとつの商品(個品)単位に電子タグを貼付る場合のことについて述べている。

ぱっと見たところでは、いま言えることをまとめており、びっくりするようなことは書いてないようだ。これから色々な条項を付け加えていくことになるのだろう。

※1ヶ所、書き加えた方がいい点を思いついたので、どう表現するか考え中。

2004.01.19

演劇

劇団DearMyFriend公演、「本多英一郎ひとり芝居『駆込み訴え』」を見た。

ちょっと言葉が多く、しかもその言葉がすんなり耳に入らず頭を使わせる文字的なものなので、やや頭が疲れた。でも本多くんが伝えたいことはたぶんよく分かったと思う。

演技力は本当にすごいと思う。他の役者の皆さんも、本当によく体が動いていた。いい劇団だな、と思った。

演劇

劇団DearMyFriend公演、「本多英一郎ひとり芝居『駆込み訴え』」を見た。

ちょっと言葉が多く、しかもその言葉がすんなり耳に入らず頭を使わせる文字的なものなので、やや頭が疲れた。でも本多くんが伝えたいことはたぶんよく分かったと思う。

演技力は本当にすごいと思う。他の役者の皆さんも、本当によく体が動いていた。いい劇団だな、と思った。

2004.01.17

岡野が帰ってくる!

ヴィッセル神戸へ移籍していた岡野(野人)浦和レッズに帰ってくることが決まった。

ピッチの上を走っているだけで人をひきつけることができる唯一の選手だとおもう。また「オカノーー行けーーーー!」と叫ぶことができると思うと、すごくうれしい。

しかも最近は足技もかなりうまくなっているらしいので、貴重な戦力として(やっぱりスーパーサブなのかなぁ)期待したい。

気になるニュース(RFID・情報政策)

■e-タグモニター実証実験(RFID(無線タグ)技術を用いた航空手荷物の「手ぶら旅行」サービスに関する実証実験)
国土交通省のプレスリリース
NTTデータのプレスリリース
日経新聞の記事

首相、「情報通信省」に意欲、2省の部門を統合(朝日新聞)

2004.01.15

世界一長いメルマガ?

東浩紀さんのメルマガ『波状言論』01号が送られてきた。

まだ読んでいないが、とりあえずその長さに驚いた。創刊準備号を見て「長いな」とは思っていたが、いざ01号をちゃんと読もうとプリントアウトしようとして改めて驚いた。驚きついでにwordに貼り付けてみたところ、文字数(スペースを含めない)29,278文字!で35ページ!!もあった。

たぶん世界一長いメルマガなんじゃないかな、これ。

感想については追い追い書きます。

2004.01.14

政策メッセの感想

機関会員会議に参加したが、大御所の先生方ばかりでとても恐れ多く、何も発言できなかった。参加しながら、いま裏方で支えている僕と同年代の若手研究者や、GEILEXEISFJの学生など、ポリシーネットを支えている若手の人たちと、ポリシーネットや政策コミュニティの将来について話す会をやってみたい、と思った。

機関会員会議の後は、そのままワークショップのパネリストになってった。そんな予定がなく何も考えてこなかったので、全くのアドリブで持論について話した。持論というのは、「「総合政策」って何?「成果出てるの?」という疑問に対して抽象的に答えるのではなく、卒業後の実態についてもっと調べ、具体的に答えていこう」ことだ。『政策学入門2』が出るのならそういうページを作って欲しいと思っている。また、中央大学総合政策学部の卒業生有志でそういう調査をしているところで、今年度中にはある程度の成果が出せる予定だ。

2004.01.11

e-democracy の現在―政治・選挙・政策形成と市民の関与

第5回政策メッセ@中央大学後楽園キャンパスに参加。

今日の収穫は『e-democracy の現在―政治・選挙・政策形成と市民の関与』というワークショップ。昨年からずーっと気になっていた、「祭り」や「モブ」と政治の関係を鈴木謙介さんが「ネット上のムーブメントは政治的運動になりうるか」というプレゼンで整理していた。

特に「人間関係がストックからフローへ変わってきている」という流動性の問題という話が興味深かった。これは、都市化・近代化に加え、ネット上のコミュニケーションの発達によって匿名性が高まっていることが原因となっているそうで、次第に顕著になってきているらしい。

鈴木さんによれば、相手の素性を確かめずに(確かめる前から)コミュニケーションするためには、テンプレート化した共通語を使ってその場をやり過ごすような態度をとるほうがコストが低く、合理性が高い。このような態度をとることで、フローのコミュニケーションをやり過ごす傾向が強まっているそうだ。

確かに、ネットコミュニティでは、「共通の関心」や「盛上がり・ノリ」が優先されるから、共通語でいきなり会話できるし、人間関係を深めることは二の次である。この人間関係はまさに「フロー」的だ。そして鈴木さんによれば、ネット上の「場」がつまらなくなったら、次の場所、次の関係に移ればいい。だから、コミュニケーションの場所を守るために知恵を出し合う動機付けは低く、したがって継続的なノウハウや知識が蓄積されなくなってきている、という。

うーん、ごもっとも(だと思った)。

鈴木さんの結論は次のようなものだ。「2002年頃から話題になっている「大規模オフ」は、一体感+(文脈等の)共有+感動を追求しており、人間関係の流動性も高い。そのため、場の維持に対するコストが払われにくくなってきている。だがe-democracyを考えるのなら、モブや一過性のイベントではなく、コミュニティ(フローではなくストックな人間関係)を作り出せるかどうかが重要だ」。

選挙を「祭り」的に盛り上げて大きな流れを作り出すことは可能だろう。ネットがそれを助長する可能性は高い。だが、それは政策や政治の内容の善し悪しとは全く関係ない。鈴木さんの前に、民主党の鈴木賢一氏が、イギリス労働党は3年がかりで有権者や利害団体と議論を繰り返しながらマニフェストを作る、という話をしていた。よりストックな人間関係が政策形成には役立つ、ということだろう。

2004.01.09

中山信弘教授「事務局は余りにも独善的である」

小倉秀夫さんがブログで指摘していて知ったのだが、政府の知的財産戦略本部第6回会議で、東大の中山信弘教授が「事務局は余りにも独善的である」と異議を述べている。

大学問題についてお話をするという話がございましたけれども、大学に関しましては、既に本会議で何回も申し上げております。今日はちょっと違うことですけれども、事務局の在り方について、余りにも独善的であるので、ちょっと異議を申し述べたいと思います。

 私は本部員として、専門調査会でメンバーである必要はないのですが、オブザーバーとして意見を述べたいと申し上げておりましたけれども、一切拒否されております。その理由は官邸の意向であるということでございます。私、まさか総理の意向であるとは考えていないんですけれども、いずれにいたしましても、事務局にはまともに議論をしようという真摯な態度がどうも私には感じられません。 したがって、この報告書には私の意見は反映されておりません。こういうことでは、私は本部員を続けている意義はないと考えております。

 1例を挙げるならば、先ほどから議論になっている知財高等裁判所でございますけれども、独立した知的財産高等裁判所という特別裁判所をつくるということは、職分管轄を始め、うかつにつくりますと、極めて使い勝手の悪い制度になるわけでございます。したがって、十分な議論をしなければいけない。今、議論をされておりますように、侵害まで扱うような特別裁判所につきましては、世界でも類を見ない新しい制度であります。

 したがって、私はどうしても申し上げたいことはたくさんあります。単に知財だけではなくて、これは法務大臣おっしゃったとおり、司法制度・裁判制度全般に関わる問題で、幾らでも意見を申したいことはあるんですけれども、本部員として意見を述べることは、先ほど言いましたように、禁じられております。

 私個人の意見が封じられるなら大した問題にないのですけれども、実は多くの弁護士や裁判官や研究者等々の、知財の専門家に対して議論をする場、あるいは議論をする時間が全く与えられていないということが最大の問題だと考えております。

 今、行われているような世界に例を見ないような大きな知財改革を行うに際しまして、これほど短い時間で行うという例も私は知りません。 例えばアメリカにおきましては、数年をかけて、各界の議論を基にして、特許裁判所は弊害が大きいということで、特許裁判所に代わってCAFCをつくったという経緯がございます。

 そもそも知財の改革というものは、大きな政治問題になるような性質のものではありません。要は裁判が迅速・的確に行われるとか、あるいは質を確保しつつ、迅速な特許審査が行われるか等々といったような非政治的な問題でありまして、これは学界を始め、多くのところで詳細な議論をしなければならない問題であると考えております。

 世界中でも知財の改革というのはありますけれども、その結論は別といたしまして、学界とか法曹界において、多くの徹底した議論がなされて、その議論の後を後世に残す。それが世界の知的な資産になっているわけであります。
 仮に今の改革ができたといたしましても、現実に裁判等々を運営していく知財の専門家から、これほどまでの怨嗟の的になっていて、果たして実効性のある改革ができるかという点を私は非常に危惧しております。

 5月にこの本部会でも申し上げましたけれども、事務局はあくまでも本部の事務局でありまして、事務局自体が特定の見解、特定の案に固執するとか、特定の本部員を排除して、政治家や財界のトップと話しをつけて決着をするというたぐいのものではないと私は考えております。 時間の関係でこれ以上詳しいことは申し上げませんけれども、とにかく急ぐだけが能ではないわけでありまして、各界に十分議論をする機会と時間というものを与えてほしいと思います。

 私にとって、先ほど言いましたように発言の機会は今日しかないわけであります。したがいまして、私としていたしましては、重大な決意を持って申し上げているわけでありまして、総理としても、重みを持って受け止めてもらえれば幸いでございます。

小倉氏によれば、「東大で知的財産権法を受け持つ中山信弘教授といえば、知的財産権法の分野では押しも押されぬ第一人者ですし、その温厚なお人柄は、誰からも尊敬を集めるお方」である。その中山教授が決意を込めて行った指摘は非常に考えさせられる。

行政主導の閉じられた議論を打破することを目的として、内閣の下に知的財産戦略本部は設けられたと理解していた。だが、その運営にはまだまだ問題がありそうである。知的財産権法の議論に対する関心からも、政策形成過程への関心からも大変興味深い発言だ。

2004.01.08

初詣の時の写真

成田山新勝寺でお参りした。写真は本堂から大僧上が出てきたところ。

初詣の時の写真

成田山新勝寺でお参りした。写真は本堂から大僧上が出てきたところ。