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2003.12.24

スマートモブ/フラッシュモブ

現在の関心事と非常に近いことを書いている記事を見つけたので、コメントしてみる。

「フラッシュモブズ、スマートモブズと情報の影響力」(日経BP)

ネットワーク時代にはスマートモブズのように、ある企みという情報ウィルスを瞬間的にネットワークコミュニティを感染させ、大規模な影響力を持つという間接的なやり方の有効性が見出されつつある。オンラインでは、クチコミュニティが、規模と反応速度を倍増させ、起爆剤となるたくらみの情報を待ち受けているといってもよさそうだ。

オンラインコミュニティが、盛り上がるための「ネタ」を待ち受けていて、ツボにはまった時には「規模と反応速度を倍増させ」ていく、という現象についての指摘は同意。日本の状況を考えると、とりあえず「祭り」という言葉がもっともそれをよく表している。ただ、この現象は海外でどの程度認識されているのか、また英語や韓国語でこの現象はなんと呼ばれてるのだろうか、とふと思った。

モブズ現象を生み出す基盤はオンライン人脈のつながりであり、ソーシャルネットワーキングという呼び方で、最近ではITビジネス界でも注目されている。人脈データをXMLでデータベース化するベンチャーが、数百万ドルの投資を受けたり、友人の友人の友人が分かるという人脈検索サービスが、100万人以上の会員を集めたりしている。

「匿名空間の盛り上がり」と「リアルな人脈」の議論は関係はあるけれど、それだけではないだろう。なぜならフラッシュモブ/突発オフは見ず知らずの者同士がアドホックに協力関係を築くのだから。

ネットワークの人間関係のトポロジーの理解や、感染伝播しやすい表現手法、オンラインの匿名コミュニティで大切とみなされる価値とはなにか、についての知識が、企業活動や個人の表現活動において、重要な要素になると言えそうである。確信犯的にその知識を利用したり、状況予測を行えるようになるからだ。

モブの行動原理や、彼らの「協力の技術」にはとても興味がある。だが、これをマーケティングや政治運動に安易に利用したがる向きが出てきそうで、注意が必要だと思っている。

そろそろそういった分野での達人。プロモブが登場してきそうだ。今、この手の知識は、誰も教えてはくれないのだが、やがては社会的に必要な知識として、学校で教えるようになるのだろうか?

ここの後半部でも議論されているが、大規模なイベントを催したり、イベントをコントロールしようとする場合には今でもプロが関わっているようだ。それ自体はなにも新しいことではない。だが、そのプロが自生的に生み出されるようなシステムが作られていたりすると、より「スマートモブズ」度が高いといえるのではないだろうか。

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