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2003.12.15

趣都

初めてトラックバックがついた。
うれしいので引用しながら考えてみる。

アキバとオタクセントリズム

森川氏の論に批判が無いわけではない。タイトルのつけ方を見てもわかるように、この論自体がオタクセントリズムのあらわれなのではないか、ということだ。もちろん本の後半ではアキバの現象のみではなくもう少し大きいパースペクティブで論は進められはする。ただ観察対象にアキバを選んだ時点でオタクセントリズムが入り込む隙を十分に与えてしまっているのだから、それを回避する用意をもっと周到にしておくべきではなかったか。

俺がアキバを自分の部屋以上に自分の部屋だと感じたのは、そのようなオタクセントリズムへの欲望を満たしてくれる空間だったからなのだろう。森川氏の論をより説得力のあるものとするには、アキバ(オタク)から遠く離れた場所で「趣都の誕生」を見出すことが必要になるのではないだろうか。

オタクセントリズム、か。ありがたい指摘だ。気をつけよう。しかも、アキバ(オタク)から遠く離れた場所で「趣都の誕生」を見出すことが必要、という指摘は鋭い。

そこで、アキバではない「趣都」と言って思い浮かぶのは、神保町だ。

もともと古書店街であり、関連業種の集積する街であったが、アキバとはちょっと違う「趣味」を反映しながら変貌しているように見える。たとえば神保町にはもともと個性ある喫茶店(カフェというより「喫茶店」)があったが、近年の「カフェ」ブームにも乗って増殖傾向にあるようだ。それから、意外と古美術・骨董品店も多く、新規出店もあるようだ。また三省堂が新規に出店した「自遊時間」という店は、登山やガーデニングといった(やや高齢層向けの)趣味の本を集め、クラシックな雰囲気のカフェを併設している。

そんなわけで最近は、個人的には神保町を「趣都」として捉えなおしてみたいと思っている。

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